石川祐希単独インタビュー!セリエA「世界一」経由28年「ロスこそメダル」目指す イタリア10季目30日未明開幕_賞金 の 高い スポーツ
今夏のパリ五輪でバレーボール男子日本代表主将を務めた石川祐希(28)が、単独賞金 の 高い スポーツ新天地のイタリア・ペルージャで24日までにスポーツ報知の単独取材に応じ、インタビューセリエA28スこそメダルすイタリア129日(日本時間30日未明)に開幕する世界最高峰イタリア1部リーグ(セリエA)に向けて意気込みを語った。経由0季イタリアで節目となる10季目は昨季4冠の強豪ペルージャでプレー。年ロ目標に自身初のリーグ制覇を掲げ、目指目328年ロサンゼルス五輪挑戦にも意欲を示した。0日(取材・構成=宮下京香、未明倉石千種)
パリ五輪の熱が残る中、開幕石川のイタリア挑戦が再開する。石川世界「世界一」の目標へ、祐希14年のモデナ加入からラティーナ、単独シエナ、インタビューセリエA28スこそメダルすイタリア1パドバを経て20年から昨季までミラノでプレー。経由0季賞金 の 高い スポーツ今季は昨季4冠の常勝、ペルージャでバレー道を極める。
「楽しみですし、間違いなく力のあるチーム。全てのタイトルを取った昨季からメンバーは大きく変わっていないのでスタメンを奪えるように練習しています」
10月に新たに開幕する日本のSVリーグやイタリアの複数クラブからオファーが届いた。選んだのは数年前から打診があったペルージャだった。
「日本に行こうと考えはしたし(可能性も)ゼロではありませんでした。いろんなチームからオファーをいただいた中、僕自身はイタリアでまだタイトルを取れていない、タイトルを取りたいという思いが非常に強かったので、今回はイタリアに残る決断をしました」
常勝軍団で先発の座は約束されていない。アウトサイドヒッターのポジション争いは、昨季4冠に貢献したオレク・プロトニツキ(ウクライナ)、パリ五輪銀メダルのポーランド代表、カミル・セメニウクらがライバルだ。
「レベルの高い中に交ざっていく難しさはあります。でも、逆にそれが楽しい。成長できる環境を求めてチームに来たので、プラスに考えています。その中で僕は日本代表主将の経験があるのでチームをまとめたり、学んできたことを生かしたいです」
2度目の五輪となったパリ大会は、目標のメダルに届かぬ2大会連続の8強。1次リーグC組を3位で通過し、準々決勝でイタリアにセットカウント2―0から逆転負け。24―21と先にマッチポイントを握りながら1点が遠かった。
「まず勝ったチームが強いので、イタリアが結果的に強かった。ただ、僕たちは3セット目、息を吹き返らせるような取られ方をしてしまったことが一つ敗因だと思います。24―21の好機を逃してしまったのは非常に痛かった。そこで相手を乗せてしまった」
自身のプレーにも満足できなかった。
「パリに全てを懸けてきたので、結果を出せなかったのは一番悔しい。僕のパフォーマンスも準々決勝のイタリア戦は良かったけど、予選ラウンドはあまり良くなかった。大事な場面でベスト(な状態)に上げられなかったことは課題だと思います」
その悔しさを胸にロス五輪を目指す。
「パリ五輪が始まる前の段階からロサンゼルス五輪にも出るつもりでいましたし、パリで悔しい負け方をした分、次こそはメダルを取れる準備をしたい」
パリ五輪を終え、向かった新天地のペルージャ。バレーを極める場所と位置づけ、日本を出発した。
「チェントロ(繁華街)には2、3度行きました。街は大きくなくて歴史を感じる。バレーボールに集中できる環境がそろっているし、今の僕にはピッタリな環境です」
10季目のイタリアで石川の掲げた信念に揺らぎはない。29日の開幕節・ベローナ戦で、石川が新たな一歩を踏み出す。
◆スーパー杯3連覇に貢献 自軍最多20得点MVP
22日に行われたイタリアスーパー杯決勝でペルージャがフルセットでトレンティーノを下し、3連覇。石川はチーム最多20得点で貢献し、MVPに選出された。「ペルージャに来て優勝できた。結果には満足」とコメント。ミラノ時代の21年CEVチャレンジカップ以来のタイトル獲得となった。
◆シル・スーサ・ヴィム・ペルージャ
イタリア中部ペルージャが本拠。ホームアリーナは、パラ・バルトン。2001年、前身のシル・バレーとして創設し、同年に下部のセリエC加入。11~12年にセリエA2レギュラーシーズン(RS)を制し、A1昇格。13―14年にRS3位で欧州チャンピオンズリーグの切符を獲得。17―18年に伊1部リーグ初制覇。昨季は伊1部、イタリア杯、世界クラブ選手権、スーパー杯と4冠達成。
◆バレーボールのイタリア1部・セリエA
イタリアを中心に世界各国代表らトップ選手がプレーする。24―25年は29日に開幕節を行い、来年3月2日まで12チームによるレギュラーシーズン(RS)22試合が組まれ、上位8チームが同3~5月のプレーオフ(PO)に進み、3戦先勝のトーナメント形式で優勝を決める。昨季はRS2位のペルージャがPOで優勝。石川はミラノでRS6位、POでは3位だった。
◆石川 祐希(いしかわ・ゆうき)1995年12月11日、愛知・岡崎市生まれ。28歳。小学4年でバレーを始め、愛知・星城高時代に2年連続高校3冠を達成。2014年に中大に進学し、同年に日本代表入り。同8月にセリエAのモデナと契約。同9月の仁川アジア大会で全日本デビュー。21年に代表主将に就任。同年の東京五輪、今夏のパリ五輪8強。女子日本代表の真佑(24)は妹。趣味はアニメ観賞。192センチ。
◆祐希に聞く
―出国時にSNSで「バレーボール極めてきます」と投稿していた。言葉に込めた思いを。
「ただ上手くなる、成長するという言葉だと(思いが)小さいというか、もっと強く。精神的な強さ、プレーの強さもそう。どの言葉が合うのかと考えた時に『極める』だと思いました」
―イタリア1季目の14―15年にモデナで指揮したアンジェロ・ロレンゼッティ監督とも再会した。
「プレーには厳しいけど、普段は優しい。コミュニケーションを大事にするところは変わらない。移籍前にも話をした。また一緒にやれるのはうれしいし、選択する1つの基準になりました」
―新チームではコンビが合うまでに時間はかかるか。
「少しはかかると思う。(周りが)試合の中でどんな感じか、まだ分からない部分もある。試合をやっていく中でつかんでいければ」
―ペルージャのカフェでの取材前のランチで食べたものは。
「ミックスサラダ、パスタはトマトソースのラグー(=ボロネーゼ)、チキンを食べました」
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