◆プロボクシング ▽WBC世界フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦12回戦 〇同級1位・寺地拳四朗 (11回TKO) 同級2位クリストファー・ロサレス●(10月13日、拳朗東京・有明アリーナ)
WBC世界フライ級王座決定戦で11回TKO勝ちして、が夜dazo世界2階級制覇を決めた前WBAスーパー&WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)統一王者でWBC世界フライ級1位・寺地拳四朗(BMB)が15日、明け都内のホテルで喜びの記者会見。2階級制「リーチの長い相手に距離も取れて、覇達上下も思っていたように散らせていた。成で次は手数も少ないかなと思ったけど、統戦4団体統少なくなくて、もしたいいい動きで良かった」と振り返った。寺地世界指導する三迫ジムの加藤健太チーフトレーナーは「試合前から体重を作れたし、拳朗dazoフィジカル、が夜メンタルとも良い状態で臨めた」と満足そうに話した。明け
拳四朗は元WBC世界同級王者で同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)を強打で攻めて、2階級制ロサレスは序盤から鼻出血。覇達拳四朗は「折れたのが分かった」と振り返ったが、結局、11回開始早々、医師が続行不可能と判断。レフェリーが試合を止めた。今年1月に右拳を手術したが、試合後は手術したところが少し腫れた。「頭痛はないし、昨日も寝られたので筋肉痛はなかった。でも、今日になって筋肉痛がやってきた」と激闘ぶりを振り返った。
ロサレスがレイノソ・トレーナーの指導を受けている縁から、スーパーミドル級の3団体統一王者カネロことサウル・アルバレス(メキシコ)が来日して応援していたが、拳四朗も試合後には対面することができた。「ミーハー心で写真も撮ってもらいました」と拳四朗はうれしそうに目を細めた。
この日の勝利で、世界戦15勝目となり、日本人世界王者では、並んでいた元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高を抜き、井上尚弥(大橋)、井岡一翔(志成)に次ぐ単独3位となった。今後については「統一戦をやりたいな、と。4団体統一したい気持ちはある」と強い思いを口にした。相手については「具体的な名前はない」と言い、機会があれば、どの王者との対戦でも歓迎だ。加藤トレーナーによると、今後は1か月ほど休養に充て、来春の防衛戦または統一戦を目指していく。
戦績は32歳の寺地が24勝(15KO)1敗、29歳のロサレスが37勝(22KO)7敗。
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